ファイナルファンタジーVII リメイク

ファイナルファンタジーVII リメイク

『ファイナルファンタジーVII リメイク』は、1997年にリリースされた同名のRPGのフルリメイク版です。本作は、2020年4月10日にスクウェア・エニックスからPlayStation 4|PlayStation_4向けに発売され、その後、PlayStation 5|PlayStation_5へもリリースされました。リメイクは全三部作のうちの一作目であり、物語の序盤を新たな要素を加えて魅力的に表現しています。具体的には、原作の約10〜15％に相当する内容がフルリメイクされており、プレイ時間は約5～6時間から40～60時間に拡大されています。

開発の背景

『ファイナルファンタジーVII』は、長年にわたり多くのファンからリメイクを望まれてきました。特に、プレイステーション4の普及が進む中で、再リリースが話題となり、開発が進められました。ディレクターの野村哲也は、ユーザーの思い出を大切にしながら、現代のゲームデザインにふさわしい形で再構築することを目指しました。

プレイ視点と戦闘システム

本作では、原作では制約のあった背景が静止画だったのに対し、背後視点での自由な視点変更が可能になりました。戦闘システムも一新され、アクション要素を取り入れながらも、ATBが溜まることで魔法やスキルの使用も可能となるハイブリッドな方式です。「CLAASSIC」難易度では従来のコマンド式の戦闘も楽しめます。

難易度設定

ゲームは複数の難易度から選択可能で、プレイヤーのスキルに応じて適切な挑戦を提供します。難易度CLASSICでは自動的にアクションが行われ、コマンド選択に専念できます。EASY、NORMAL、HARDの難易度も用意されており、特にHARDでは戦略が求められるプレイが体験できます。

インターグレード版

2021年には、PlayStation 5|PlayStation_5専用の『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』が登場しました。ここでは、ユフィを主人公とした新たなエピソードが追加されたほか、グラフィックやライティングの向上が図られています。また、パフォーマンスモードとグラフィックモードから選択することもでき、フォトモードも新たに搭載されています。

キャラクター

本作には多彩なキャラクターが登場します。主人公クラウド・ストライフの他、バレット・ウォーレスやティファ・ロックハート、エアリス・ゲインズブールといったお馴染みのキャラクターが物語を進行させます。新キャラクターや、インターグレード版で新たに登場したユフィやソノンもストーリーに重要な役割を果たしています。

リリースと展望

2024年2月には続編『ファイナルファンタジーVII リバース』が開発されていることが発表され、リメイクシリーズが続いていくことが明言されています。この作品を通じて、原作ファンだけでなく、新しいプレイヤー層も楽しめる内容になっていることが魅力です。

まとめ

本作は、単なるリマスター版ではなく、ゲームのデザインからストーリーまで再構築されているため、さまざまなプレイスタイルに応じた体験を提供します。深いストーリーと魅力的なキャラクターたちが織り成す世界は、ゲーム業界において長く愛される存在であり続けていると言えるでしょう。

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